【感謝の気持ち】

一人で何でも出来るとイキッていた思春期は遠い昔。

歳をとる毎に支えてくれる人やモノへの感謝の気持ちが強くなってきました。

人への感謝は「言葉」と「行動」で伝えて。

モノへの感謝は「ケア」することで表して。

今日はそんな話。

靴のソールって気にしたことはありますか?

雨の日も、雪の日も、ガム踏んじゃってヘコんだ日も、常に足元を支えて守ってくれているソール。

靴で一番負担のかかる部分だけど、普段あまり気にしない部分。

たまにで良いです。月一回くらい。感謝の気持ちでケアをしてあげましょう。

今回はレザーソールのケアの手順を。
感謝の気持ち


①まずは馬毛ブラシでソールに付着しているホコリを落とします。
感謝の気持ち


②ソールに固着した汚れがある場合は、クリーナーを使用します。
※目立った汚れがない場合は、この工程は不要です。
感謝の気持ち
感謝の気持ち


③綺麗になったソールに「レザーソールリキッド」を塗っていきます。
感謝の気持ち
感謝の気持ち

ミンクオイルを配合しているレザーソールリキッドは、ソールの柔軟性を高め、ヒビ割れなどの劣化を防ぎます。

塗ったソールは革の色が濃くなっていますよね?
革への浸透性の高さも特長のひとつ。
オイルがしっかり革に浸透することで、防水性・耐久性もアップします。
感謝の気持ち
光沢は出ません。
というか、光沢出しちゃダメです。
ツルツル滑る原因になります。

靴のケアってキレイにすることが目的の大半を占めているし、美しさを求めるのは正解。

でもソールのケアに関しては美しさよりも「労わる」ことを目的にして欲しいです。

これからも長く長く、足元を支えてくれるように、月一回の「労わり」を始めてみませんか?
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引き続き 美の女神は細部に宿る

前回に続いて、コバ関連の話です。
コバというより「ウェルト」といった方が正確かもしれないですね。

「グッドイヤーウェルト製法」

聞いたことある方が多いと思います。靴の製法としてはメジャーです。

アッパーに縫い付けられた「ウェルト」と呼ばれる部分とソール部分を縫い合わせて靴にする製法。

ウェルト部分には革が使われていて、縫い糸には蝋を含ませています。
引き続き美の女神は細部に宿る


今回はウェルト部分のケアについて。

ウェルトはホコリや汚れが溜まりやすい部分です。革を使用したウェルトには油分も必要。また、縫い糸の蝋は長年の使用で取れていくので、蝋も再び塗りたいところ。

①まずは、竹ヨージを使ってホコリ、汚れの除去から。
引き続き美の女神は細部に宿る


あまり見ない形状のブラシかもしれないですね。

コレが最高に役立つんです。

ウェルトとアッパーの隙間にもアプローチしやすい形状で、しっかり汚れをかき出します。
引き続き 美の女神は細部に宿る


②ポリッシュ(無ければ乳化性クリームでもOK)を使って、蝋分・油分を与えます。
ポリッシュの色は無色で。
引き続き美の女神は細部に宿る


ポリッシュは蝋と油脂で構成されています。
ウェルトの革には油分を。縫い糸には蝋分を。最高のバランス。


竹ヨージにポリッシュを付けて、ウェルトに塗りこんでいきます。
引き続き 美の女神は細部に宿る
引き続き 美の女神は細部に宿る



縫い糸に蝋を与えることで、糸の強度、防水性が向上します。
また、ウェルトの革に油分を与えることでウェルト自体の寿命も延びます。

ウェルト部分のケアは見落としがちですが、靴の寿命に関係する大事なケア。
そしてケアをすれば、間違いなくキレイになります。

美の女神は細部に宿ります。

美の女神は細部に宿る

2018年になりました。

みなさん、今年の目標はたてましたか?

2018年のコロンブスは「初志貫徹 【しょしかんてつ】」をキーワードに掲げました。

「小さな輝きを大切にする」「使う度に感動を覚える商品作り」という創業以来の志を企業として貫いていこうという決意表明です。

2018年は、もっともっと多くの人の足元が輝いている年にしたいですね。

さて、今回はちょっとだけマニアックなケアの話をします。

目立たないようで、意外に目立つ。
気になるけど、ケアはどうやるの?
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目立たない部分だけど、地面と一番接する部分。体重を日々支えてくれている縁の下の力持ち。
「コバ」
大事にしましょう。

今回はレザーソールの靴を例にします。
何もケアしていない状態のコバは、表面が荒れて毛羽立ってきます。また、色落ちも目立ち可哀相な状態。
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使用する商品はこんな感じ。

美の女神は細部に宿る


①「サンドペーパー 400番くらいのモノ」でコバの毛羽立ちを整えていきます。
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コバ表面の凹凸や毛羽立ちがなくなる程度に。時間は少しかかるかもしれませんが、この一手間が、仕上がりに大きく貢献します。

②コバの色に合った、「革コバインキ」を塗り補色します。
0109_美の女神は細部に宿る
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靴の修理屋さんに行かれたら、工房に目を向けてみて下さい。
かなりの確率で工房のどこかに革コバインキが。
プロも一目置く信頼の製品です。

この製品、少しだけ塗るのにコツが。
ビンのフタを開けると、フタに塗布用スポンジが付いています。この塗布スポンジに液を染み込ませて塗っていくのですが、染み込ませる量が多すぎると液ダレするなどの失敗の原因に。
ビンの縁にスポンジを押し付けて液を落とし、量の調整をするのが大事です。
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あとは、迷い無く一気にコバに塗っていきましょう。

コバインキが乾いたら、から拭きして完成です。
ここまでが、一般的な革コバのお手入れ。

でも、もっとキレイにしたい!新品の頃のあの輝きを!という志の高い方。
大好きです。

そんな方は
③「ポリッシュ(油性クリーム)」を使って更に磨いていきましょう。
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ポリッシュと水を交互に使い、鏡面磨きをする要領でコバを磨いていきます。
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完成!
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Before After が一目瞭然ですよね。

キレイになっただけでなく、ポリッシュのWAX成分で水にも強くなります。

普段はあまり気にかけない部分かもしれないコバ。
だけど、ケアすると靴全体の印象が引き締まります。

美の女神は細部に宿ります。

2018年はコバのケアでワンランク上の輝きを手に入れませんか。