ハイシャインについて

前回のブログに引き続きハイシャインについて思うことを書きます。

新商品として発売した「RAPID HIGH-SHINE」。とても好評頂いています。

「すごく早く光るよ!」

「これだったら私にも出来る!」

なんて嬉しい声が届いています。


・・・・でも、ちょっと待って。

簡単に早く光る「RAPID HIGH-SHINE」がコロンブスの最高の油性クリームなのか?

そもそも油性クリームにおける「最高」って何?

今日はそんな話です。

「RAPID HIGH-SHINE」は誰でも失敗なく、とにかく早くハイシャインを可能にすることを目的に開発されました。
「ハイシャインを知って欲しい、楽しんでほしい」がコンセプト。

Boot Blackの「SILVER LINE」から生まれたのも、そのコンセプトがあったから。

すこし話は逸れますが、コロンブスがシューケアを愛する方に向けて提案しているブランドは2つあります。
「Boot Black SILVER LINE」と「Boot Black」
ハイシャインについて


前者は、シューケアの楽しさを知ってもらう為のラブレター。「難しいこと抜きに、まずは好きになってもらいたい。」って気持ちでできたブランド。

後者はシューケアを愛してくれるあなたへ贈るマリッジリング。「少々、性格尖ってて万人ウケはしないけど、本質の良さは分かってくれるよね。一生愛用して下さい。」的な立ち位置。


話を戻します。

油性クリームって「いかに光らせやすいか」が評価の基準になっているのが現状。

でも、そんなに単純じゃないよ。って私達は考えてます。

「RAPID HIGH-SHINE」の影に隠れて最近あまり目立ってないけど、こんな油性クリームもあります。

「Boot Black SIVER LINE SHOE POLISH」
「Boot Black SHOE POLISH」
ハイシャインについて

※以下シューポリッシュと書きます。

いわゆる缶ポリッシュ。油性クリームといったらコレを想像する方が多いと思います。
使い方も前回のブログで説明したハイシャインの手順と同じ。

「RAPID HIGH-SHINE」が「蝋」「有機溶剤」のみで構成されているのに対して、シューポリッシュは「蝋」「油脂」「有機溶剤」の3つで構成されています。

この「油脂」が大きな役割を果たします。

油脂=保革成分

つまりハイシャインと同時に保革の効果も生まれるわけです。

厚塗りしなければ、靴全体に使用可能。銀面に油分を与えつつ、蝋で光沢と保護の効果を生み出します。

履き始めのコードバンのケアは、シューポリッシュだけでOK。
(使い込んで革にカサつきを感じ始めたら、コードバン専用クリーム(乳化性)を使ってくださいね。)
防水スプレーが向いていないコードバンは、シューポリッシュの「蝋」で雨などから保護します。
ハイシャインについて
ハイシャインについて

正直、シューポリッシュはハイシャイン専用って特化させていないので、すごく光らせやすいわけではありません。
柔らかい蝋を配合しているので、パキッとした鏡面を構成するまでに時間がかかります。

でも・・・だからこその利点も・・

ハイシャインについてシューポリッシュでハイシャインしてすぐの状態はこんなイメージ。

ハイシャインについて時間の経過で有機溶剤が揮発していきます。
有機溶剤は、シューポリッシュの柔らかさを調整するのに一役買っています。それが揮発することで、シューポリッシュが硬化していきます。

ハイシャインについて油脂が銀面に浸透していきます。
ここで更にシューポリッシュの蝋分の凝縮(=硬化)が進みます。

ハイシャインについて銀面上で硬化が進みすぎた蝋は、衝撃などで簡単にひび割れが発生します。

ハイシャインの劣化は、硬化しすぎた蝋が大きな要因です。

シューポリッシュは柔らかい蝋を使用することで、きれいなハイシャインの状態をなるべく長く維持できるように工夫しています。
またクリーナーでスッピンに戻しやすいというメリットもあり、ケアが楽になります。

早く光ることを一番とするのか。
光らせること+αを求めるのか。

「最高」って価値観や求める効果で、たぶん人それぞれ。

色んなものさしがあってイイと思います。

とにかくハイシャインを楽しんでみてください。それからパートナーを見つけていってもらえたら嬉しいです。

次回は、ハイシャインをするうえで気をつける点などを書いていきます。
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新発売 「RAPID HIGH-SHINE」

新しいクリームが発売されました。

その名も「RAPID HIGH-SHINE(ラピッドハイシャイン)」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


靴のつま先やかかと部分を鏡のようにピカピカに磨き込む手法を「ハイシャイン」と言います。このハイシャインを誰にでも楽しんでもらえるように配合を工夫して作ったのが「RAPID HIGH-SHINE」です。

RAPIDという名前の通り、メチャクチャ光るのが早いです。

理由はWAX(蝋分)の配合率。

ハイシャインの原理は、簡単に言うと革の表面の凹凸をWAXで埋めて表面を平滑にすることです。
凹凸を効果的に埋めてくれる有効成分=WAXの量が重要になります。

WAXの配合率を可能な限り高めつつ、使用感も良いものにする。これが意外に難しくて、苦労しました。

というわけで、紆余曲折しながら完成した「RAPID HIGH-SHINE」。使い方の説明をします。

準備するものは、クロス(柔らかいコットン100%のものが理想です)、「RAPID HIGH-SHINE」、水。この3つがあれば、誰にでもハイシャインが出来ます。

①クロスを指に巻きます。この工程すごく大事です。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」

クロスを巻いた指の腹が、シワなくフラットになっていることが重要!!
シワがあると、どんなに磨いてもピカピカにはなりませんよ!

②水を用意して、指に巻いたクロスを水で湿らせます。ビチャビチャに濡らすのではなくて、半乾きの洗濯物程度に湿らすのがコツ。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


③RAPID HIGH-SHINEをクロスにとり、光らせる部分に塗り込んでいきます。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


1回目塗る量は多めで!革に押し込む感じで少し指先に力を入れて。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


革が曇る程度に塗り込みます。この状態まで塗り込むことが失敗しないコツ!
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


④クリームを塗り込んで曇った部分に水を一滴落とします。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


⑤一滴落とした水で曇りを消すように、優しくクロスで磨きます。円を描くように磨いていくときれいに仕上がります。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


これが一連の流れ。
一回でも、これくらいにはキレイに光ります。
新発売「RAPID HIGH-SHINE」


新発売「RAPID HIGH-SHINE」


光りかたが物足りない方は、③~⑤の工程を数回繰り返して下さい。
注意すべきは、③の工程のクリームの量です。塗布2回目からは量を減らして。少量を薄く重ねてください。

文章で説明するのは、すこし難しいですね。赤い文字の部分が重要なコツです。

文章力のなさで上手く伝わってなくても、実は心配していないんです。

RAPID HIGH-SHINE使ってもらったら、多少やりかた違っても、予想を超える出来栄えに満足してもらえると確信してるから。

「ハイシャインってプロがやる技だし難しそう」
「興味あるけど不器用だから自信がないなぁ」
って方に、ハイシャインを身近に感じてもらえれば嬉しいです。
磨けば磨くほどピカピカになるのは、楽しいし、気持ちいいですよ。

次回は、ハイシャインについてより深く掘り下げて考えてみます。