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ハイシャイン編④ ~“力加減”と“水の使い方”~

みなさん、こんにちは。
西武池袋本店紳士靴売場の成田です。

前回の“ポリッシュをしっかりのせる”
できました?

これができると光った!!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それでも謎多きハイシャイン。
過去3回をものにして、やっと試合に集中できる状態が整ったのではないでしょうか。

では、第4回スタート♪

今回は
“力加減”と“水の使い方”です。
これからは感覚的な話になるので、あくまでも「私の場合」です。
参考になれば幸いです。

ポリッシュで光らす為には、革の表面の毛穴を埋めなければなりません。
これは共通です。
人によってやり方が違うのが力加減と水の使い方。

ある人は
「水を一滴~」 「あまり力をいれずにやさしく~」

でも、別の人に聞くと
「毛穴を埋めるために力を入れます!!」

どれが正解なのっ??

人によって違う!!
結局はこの一言なんですが・・・

私自身は指圧は弱め。水は多め。

まずは、力加減の説明から。

指の圧を例えるのって難しいんですが、色々考えた結果これがgood!

①序盤は優しく。 

②中盤はコロンブスの売れ筋商品「アメダス420mL」のスプレーボタン押しても噴射されないぐらい。または、ほんのちょっとでるくらい。

③終盤も優しく。

どれくらいって言われると毎回困っていたので、スプレーボタンを押す力加減の例えは、自分としてはグッドアイデア!!
これなら簡単に試せるし。
これで解決♪

店頭にはアメダスのサンプルを用意してますので、実際に触っていただけます。

家で早速押してみた方

ありがとうございます!!
これからもアメダスを宜しくお願いしますm(__)m


次は水の使い方。

水は基本的には布に染み込ませるのではなく、ポリッシュを塗布した革の上に一滴置いて、転がすイメージ。

ハイシャイン編④ ~“力加減”と“水の使い方”~


革は濡れた状態で擦られるのに弱いので、まだロウの膜ができてないうちは水の量に気を付けて下さい。

私の感覚では、水の役割は滑りを出すためです。
ポリッシュを塗布して布でひたすら擦っても、ひっかかりが生じて上手く指が動かないですよね。

一滴で足りなければ、水を足す。

一層目だけは最初の水の後にちょっと滑りますが、すぐに粘りがでてきます。
ただ、そこですぐには水を足しません。

革は濡れた状態で擦られるのに弱いので、まだロウの膜ができていないうちにそのまま擦ると表面が荒れます。
乗せたポリッシュがポロポロとれることも。

その粘りの後にまた少し滑りがでます。
その滑りの後に水が足りなくなったら足します。

ここが一番難しいんじゃないでしょうか。
ポリッシュを取る量や、力加減、ポリッシュの状態で水の量が変化します。


今回はこのへんで終わりです。

次回へ続く。


来年創業100周年を迎えるコロンブス。
次の時代の幕開けにもお付き合い下さいm(__)m

ハイシャイン編 ~塗布のコツ編~

みなさん、こんにちは。
西武池袋本店紳士靴売場の成田です。

前回はハイシャインの作業に入る前の準備“布を指にピーン!!”でした。
皆さん、できましたか?
布がずれないようにバチッと固定するとカッコいいですよね。
やりやすい巻き方探して下さい。

コロンブスが展開するブートブラック(黒蓋)ではハイシャインというと、研究部署にて開発されたお馴染み
ハイシャインベースハイシャインコート
ハイシャインコートベース
ですが

今回は一般的な缶入り油性クリームでの紹介です。
ブートブラックではシューポリッシュ(以下:ポリッシュ)という商品名で展開しています。

前回、前々回も大事ですがやっとハイシャインの説明ぽくなってきました。

ハイシャインの二つ目のコツ
“ポリッシュをしっかりとのせる”

では、スタート♪


単純にたくさん塗るのではなく。
私の表現としては「しっかりのせる」です。

革の表面には毛穴や凹凸がたくさんあります。ハイシャインの完成には、この毛穴や凹凸を埋めることが欠かせません。
さらに光らせる場合はロウの層を厚く盛ります。

土台を作る作業と光らせる作業の二つをやらなければなりません。
初心者が土台を作るのは難しいです。

慣れないと手応えがないんです。
うまく盛れないと何時間やっても光りません。
経験ありますか?私はあります。

できないと言う方には
実際に磨いた靴をお店に持ってきてもらっていますが

ポリッシュが“うまくのっていない”方が多いです。

ここで1つ。
けっこう塗ってるのに失敗しちゃう場合は、これが原因かも・・

塗ってるつもりが塗れてない。

失敗してる方は光らせたい部分にまずはポリッシュで曇るぐらいのせましょう。
磨くのは次の行程です。
まずはしっかりと曇らせます。

ハイシャイン編 ~塗布のコツ編~

・左足しっかり曇ってます。

のせたらここからは下の作業。

布にポリッシュを取る

水を使って磨く

布にポリッシュを取る

水を使って磨く

布にポリッシュを取る

水を使って磨く

ぐらいやると私は良い感じに厚みができる事が多いです。
回数は調整して下さい。

集中すると片足だけをやり続けちゃいますが、これも失敗する原因なので左右を交互に同じだけが基本です。
短時間ですが乾かす時間にもなりますので。


今回はこれで終わりです。

落とし方編でも言いましたが
革は濡れた状態で擦られるのに弱いので、まだロウの膜ができてないうちは水の量に気を付けて下さい。
銀面が荒れます。


次回へ続く

来年創業100周年を迎えるコロンブス
次の時代の幕開けにもお付き合い下さいm(__)m

ハイシャイン ~布の巻き方編~

みなさん、こんにちは。
西武池袋本店紳士靴売場の成田です。

前回の“落とし方編”いかかでしたか。
ハイシャインをやるからには落とす時が必ずやってきます。

今回からは、いよいよ光らせる方法についてです。

人によってやり方が違うのでどれが正解なのか・・・
私はやり始めた頃は全く光りませんでした。

「過去の自分に言うならば!!」
を、数回にわけてお送りします。

あの失敗があったから今があるのは間違いないんですが、もうちょっと早くできるようになったんじゃないかな。とも思います。
最後までお付き合い下さいm(_ _)m

人によってやり方が違うので、あくまで参考までに。

まずは基本から!!

①布の巻き方を見直す。

②しっかりとポリッシュをのせる。

「ハイシャインができない」と質問がある方の多くは、この二つが不安定。

基本が大切なハイシャイン!!

イメージしてる輝きに近づく為に、まずこの二つをマスターして下さい。

今回は“布の巻き方編”です。

では、スタート♪

指に巻いた布にピーンと張りはありますか??

これ結構できない方が多いです。

作業の途中に張りがなくなると、絶対に光りません!!

私は右効きの一本派。
細めの布を指の腹に乗せて
ハイシャイン~布の巻き方編~

垂れ下がった余りの布を左手で掴む。
ハイシャイン~布の巻き方編~

右手を捻る。
右手の指で引っ張る感じで。
ハイシャイン~布の巻き方編~

自分に向いてた手のひらを対面してる人に見せる感じで~
ピーン!!
ハイシャイン~布の巻き方編~

左手で掴んでる余った布を右手に持ち替えて
完成!!
ハイシャイン~布の巻き方編~

これ大事です!!!

靴磨きの基本!!
クリーナーもクリーム塗るときも磨き込む時も。

ハイシャインでは用意する布はネル生地がおすすめ。
私は「コロンブス 革用お手入れクロス(二枚入り)」を細く切って使っています。
お手入れクロス


次回へ続く

けっこう長くなりそうな予感。
簡単じゃないから長くもなりますね。

来年創業100周年を迎えるコロンブス。
次の時代の幕開けにもお付き合い下さいm(__)m

ハイシャイン ~落とし方編~

みなさん、こんにちは。
西武池袋本店紳士靴売場の成田です。

店頭での個人的質問受付数ナンバーワン!

ハイシャイン編スタートです!!

光らせてドレスアップしたい!!
カッコイイからやってみたい!!

やりましょう!!!

ですが、その前に!!!

まずは落とし方から紹介します。

初めてハイシャインに挑戦すると、成功するより失敗した事のほうが多いのではないでしょうか。

でも失敗した時の落とし方がわからない・・・
やり直したい・・・
自分はそうでした。

落とし方を失敗すると・・・
いや、考えただけで恐ろしい・・・ブルッ

というわけで落とし方を知っておきましょう。

では、スタート♪

ハイシャインの元となるのは缶入り油性クリームが一般的。
ブートブラックではシューポリッシュ(以下:ポリッシュ)という商品名で展開。


直訳すると
polish:ツヤだし、磨き粉

光のもとは裏面の成分表示にもありますが“ろう(蝋)”=WAX。(以下、ロウ)
これで毛穴を埋めて輝かせます。

落とす作業はこのロウを除去する作業。
うまく綺麗に落とすには時間がかかります。


時間をかけてあげないと失敗します!!

通常のお手入れに使うクリームにもロウは入っていますが、含有量が少ないので落とすのは簡単。
いわゆる「汚れ落とし」を使えばいいんです。

ハイシャインを落とす作業も同じなんですが、ロウが厚い層になってるので金太郎飴のように何度もロウに出会ってしまいます。

そして、やりがちなのが力で擦り取る方法。

「擦らないと落ちないでしょ」
「ロウの層を剥がせばいいんでしょ」
「絶妙の力加減で時間をかけずにできるかも」

なんてギャンブルはお勧めしません。

リスクが高すぎる!!
ここはしっかり回避しましょう。

擦ってはダメです。力はいらないんです。

ではどうするのか?

「汚れ落とし」自体にロウ分を浮かせる能力があるので、浮いたロウを布で拭き取る。
布がロウ分を吸えなくなったら新しい布面で拭き取る。
これを基本的には繰り返します。

これは通常ケアも一緒。
擦るのはトラブルの元です。
色が抜けたり、シミになったり。
人間で例えるなら「痛いだけの垢擦り」でしょうか。

皮膚は再生しますけど、革は再生しません。

色抜けはある程度どうにかなります。
染みも軽度なら補色クリームである程度は目立たなくできます。
しかし、崩れた表面は再生しません。
恐いでしょ・・・ブルッ

自分のベルトの色を変えた時に、ためしに擦ってみました。
見事なシミ。やはり擦ってはダメ!!納得です。


今回の落とし方では、ブートブラックの
“ハイシャインクリーナー”
ハイシャインクリーナー

“ツーフェイスプラスローション”(以下:ツーフェイス)
ツーフェイスプラスローション
この二つを使います。

ハイシャインクリーナーは、その名前の通りハイシャインのロウの層を落とすことに特化した商品。

ツーフェイスは、通常のお手入れでも使う汚れ落とし。
個人的にはこのツーフェイスのオールラウンダーっぷりが好きです。
使い方覚えると良い仕事してくれますよ!!

では落としていきましょう。
まずはロウの層に働きかけるハイシャインクリーナーを表面にのせます。
この時に塗り込むようにする方が多いですが、私は表面にのせながら少し引っ張る感じです。これ伝えるのが難しい・・・

例えば、油性ペンは基本的には落とすの難しいですよね。(溶剤使うのは別ですよ)
でも、油性ペンで間違って書いてしまったら、素材によっては上からグシャグシャと書いて乾く前に拭き取ると消えるのご存知ですか?

「同じ成分同士は混ざり合う」。
ハイシャインクリーナーはこの考え方。

ハイシャインクリーナーは成分がロウの層と混ざり合ってくれるので、革の表面のロウを動かしやすくなります。
なので、のせながら少し引っ張ったら優しく拭き取る。
布面は贅沢にたくさん使って下さい。浮かせたロウを吸い込むのは布の役割です。
ハイシャインクリーナーが表面に残っても問題ないです。
布で強く擦るのはトラブルの元。優しくです。

ハイシャインクリーナーだけでは表面にロウが残ってしまうので、さらにツーフェイスでさっぱりさせます。
この時に残ったハイシャインクリーナーも取れます。

ツーフェイスは水性クリーナーなので、拭き取った後に表面に残りません。
それでいてツーフェイスの成分がロウやら汚れやらを引き離してくれます。

力はいりません。どちらのクリーナーも浮かせる能力にまかせて布に吸わせるだけです。
布の吸い込む隙間がなくなると効果が低いので贅沢に布面を使いましょう。
しっかり落とすとけっこう布使います。

ハイシャインクリーナーを塗り込むように使うと、浮かせたロウを吸い込めなくなった布から逆に革へ戻す場合もあります。


次は、まだロウが残ってるかの見分け方を覚えて下さい。

乾いたらブラシをかける。
「乾いたらブラシをかける」です!!

クリーナーをやると曇った状態になりますが、ブラシをかけると隠れてたロウが光ります。ある程度の厚みが残ってる場合は、「キレイだな」ってぐらいクリーナーの後なのに光ります。
この光を見つけて落としましょう。

・クリーナー直後の右足
ハイシャイン落とし方編


・ブラシ後
ハイシャイン落とし方編


左足ほどではないですがまだ光ってます。
まだロウが厚く残ってるので落としましょう。

厚みがなければツーフェイスだけでも落とせます。
ただ、革は濡れてる状態で擦られるのに弱いので、クリーナーで濡れてる状態が長くなった時は要注意です。
先程も言いましたが、乾いてからブラッシングを。
「乾いてから」を意識して実践できればリスク回避は上出来です!!

乾かす為にも作業は左右交互にやりましょう!!
片足に集中すると失敗します。

全体に同じ厚みで残ってるのはまれなので、「ロウがのっていない部分の擦り過ぎには一番注意して下さい!!!!!」

時間をかけてリスクを回避しながらという方法を紹介しました。
ツーフェイスだけでも落とせますが、ある程度の厚みがある時には、ハイシャインクリーナーを使ったほうが時短でできます。
金太郎飴をちょっとずつ切るか、一気に切るかの違いです。

表面にロウが残っていると、やり直す時に邪魔になってしまうのでキレイに落とせるとハイシャインがより楽しくなると思います。

汚れ落としは全ての作業に通ずる基本。

そして、クリーナー後は革の油もとってしまいます。
クリームでの通常ケアを忘れずに!!!

・キレイに取ってやり直しました。
ハイシャイン落とし方編


最後に。汚れ落としの布は綿。Tシャツのような生地がいいです。
個人的にはブートブラック“ポリッシュクロス”
ポリッシュクロス


網目具合がとてもいいです。やりやすいです。

落とし方編長かったですが、それだけ大事なんです!!

失敗しない落とし方でハイシャイン楽しんで下さい。

次回へ続く

来年創業100周年を迎えるコロンブス
次の時代の幕開けにもお付き合い下さいm(__)m

PITTI IMMAGINE UOMO 94

みなさん、こんにちは。
西武池袋本店紳士靴売場のN田です。

ブログ第2回は店頭での質問件数個人的ナンバーワンの「ハイシャイン」にしようと思ったんですが、書き出すと長い×2

あーでもない、こーでもないと
結果悩んでます。

伝えるって難しいですね。
店頭では実演を交えながらご案内しておりますので、西武池袋本店5階紳士靴売り場にてお待ちしております!!
書き終えたら順次アップします。

というわけで、
今回はだいぶ時間が経ってしまったんですが、三橋カラリストと話す機会がありましたので

PITTI IMMAGINE UOMO 94
(以下、ピッティ)
PITTI IMMAGINE UOMO 94
の情報をさらっとお伝えします。

イタリアで行われるファッションの展示会ピッティ。
世界中からお洒落の強者達が集う会。
よく雑誌でもコーデスナップなんかで登場しますよね。
PITTI IMMAGINE UOMO 94

そのピッティに出展してきました。
今回で16回目の出展となりましたので多くの方に再会でき、そして多くの初めての方ともお話させていただけました。
ありがとうございます。

コロンブスにはイタリアに現地法人「コロンブスミラノ」があります。

ブートブラックやコロンブス製品は、MADE IN JAPANのシューケア用品として、イタリアはもちろん色々な国の店頭で並んでいます。
出展ブースではブートブラックを中心に展開。

三橋カラリストからの現地情報ですと、数年前まではスニーカーが多かったが、今回はドレスが中心とのこと。
出展ブースでもツヤ感を要求される事が多かったそうです。

特に評判が良かった商品は

ブートブラックシルバーラインの新商品 
「ラピッドハイシャイン」
新発売「RAPID HIGH-SHINE」

使った方からの声で多かったのが
「使いやすいし光る」
これって“まったくの素人よりもちょっとは経験ある方じゃないと言わないよな”というのが私の感想。
さすがピッティ。

ピッティは来るトレンドを予知する展示会。
来年はツヤ感を意識した靴に注目があつまるのか!?

お手入れされたツヤ感の良い靴は人を魅了するのですね。
世界共通!!

ラピッドハイシャインは
西武池袋本店紳士靴売場では現在取り扱いございません。
ご注文いただければ、社内在庫状況次第では数日でご用意できますので、コロンブススタッフまでお声掛け下さい。

また弊社オンラインショップをご利用下さい。

さーて、ハイシャイン編を早くアップできるように頑張ります!

来年創業100周年を迎えるコロンブス
次の時代の幕開けにもお付き合い下さいm(__)m

プロフィール

靴クリームのコロンブス シューシャイニスト

Author:靴クリームのコロンブス シューシャイニスト
株式会社コロンブスのシューシャイニストブログです。
ただ単に靴をみがくだけでなく、素材やデザインによって仕上げを変え、新たな靴の魅力を引き出すコロンブス発進の靴磨き集団です。 シューシャイニストたちが、日頃の活動やお手入れのちょっとした裏技などを随時ご紹介します。

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